五味製作所では鍵作りを始めて40年以上の歴史があり、その中で数々の鍵の開発を手掛けてきました。
その中でも幅広く知られる鍵の開発事例をご紹介させていただいております。
安全性の高い鍵として幅広く使用されいている
ラビットロック、
現在はバリエーションも豊富で、キーコード数976万通りを実現。
きっかけは...
自動販売機メーカー様よりセキュリティーアップのための錠前を作って欲しいという依頼をいただき、開発から1.5年で試作が完成。
総力を注いで開発した鍵は使用されず...
折角開発した錠前は時間が掛り過ぎたため取り扱っていただけず、また、自動販売機メーカー様はセキュリティーなど実績が証明されないと中々導入してくれないため、ほぼ諦めていた。
再びチャンスが到来!
その後、ATMメーカー様から「大きさは同じ・鍵違い数は同じ・値段は同じ・セキュリティーだけ上げて欲しい」と前回と同じようなご要望をいただく。
そこで更なる改良を加え、1枚の鍵では限界があるので2枚にすれば鍵のバリエーションが広がるのではないか?という発想を元に、自動販売機の錠前開発と含め、ラビットロックが完成。
現在ではATM錠前の主流に...
完成から25年間掛けて、当社の開発したラビットロックはATM錠前のシェア80%を占めるまでに成長しました。
GMロックの開発によりこれまで2つそれぞれに必要だったキー管理が1つで済みます。
きっかけは...
スロットメーカー様より「1機種に対し、店が変わると鍵も変えないといけない手間がある。また、同じ店舗でもA列とB列の錠前が同じではセキュリティーは弱い。いい方法無い?」とご相談をいただく。
難題に臨む途中で某企業の担当者よりヒントが...
某企業の設計者との会話の中で「歯車のように何段も設けるのはどう?」という一言からヒントを得、開発に着手。
ついにGMロックが誕生!
「歯車のように何段も」という発想からチェンジキー(GMロック)が誕生。
メスは同じのままで、オスだけ交換すればよくなるという機能により6500種類の鍵違い数が可能になった。
現在ではATM錠前の主流に...
GMロックの誕生により、全国で12000店舗あるパチンコ屋で同じ鍵を使っても取り替える必要がなく、セキュリティアップに繋がった。
メーカーからは「どこにマジックが隠されてるの?」と未だに不思議がられている。
現在は1万種類欲しいと要望され開発したところ、6万5千種類の鍵違い数が取れる製品が完成。
きっかけは...
金融関係の会社から「金属探知機に反応しない材質で鍵を作れないか?」と相談を請けた。
理由は「ATMの硬貨を鞄に入れて回収しているが、何度数えても10円だけ足りない。長い時間を掛けて探したところ、鞄の底に残っていた。これを対策するため、鞄に金属探知機を取り付ける。しかし、鍵の部分だけ金属になり反応してしまうので」との理由だった。
難問を解決
大半の部分は鍵で制作できたが、バネの部分だけどうしても金属になってしまう。
ある日「そう言えば、昔はクジラのヒゲでバネを作ってたな。プラスチックでもできるんじゃないか?」との発想が浮かび、即プラスチック加工業者に依頼し、プラスチックのバネが完成し。同時に金属探知機に反応しない鍵が完成した。
システム管理のソフトメーカーから「保管場所で台車に置いてある卵が盗まれる。これを阻止するために鍵を着けたいが、市販の鍵でも、五味製作所のホームページに載っている鍵も台車に取りつかない。
理由は、鍵を設置するスペースが狭い・台車がパイプなので設置形状できない・パイプの板厚が薄くセイキュリティが弱くなる。それら問題を解決し完成。
カーマニア用のハンドルが盗難される。一般的な工具でハンドルが外せるので、鍵を設置できないか?とハンドルの販売業者から相談を請けた。施錠対象が特殊なので開発に着手、問題もあったが完成。
スロット台メーカーより、スロット台の鍵が長過ぎるので、短くできないか?と相談を請けた。短くすると鍵違い数が少なくなる。これを鍵違い数は同じで短くするには限界がある。縦方向に2段にできないか?と様々検討し完成
(改善前391mm→改善後260mmで鍵違い数が同じにできた)
コンビニ店から現在のタバコケースは中国製なので、鍵も中国製。しかし、簡単に開いてしまいセキュリティー効果は無いし、逆に開きにくい時があり、手間が掛る。両方の問題を解決できる鍵を作れないかと相談を請けた。当然、ご相談内容の解決は簡単だが、更に良くできないか?と検討し、扉を閉めれば自然に施錠できる設定で鍵が完成した。
宅配業者から、運搬中に台車から荷物が盗難さないように台車に鍵を設置できないかと相談を請け、宅配台車専用の鍵を開発。